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マイクロウェーブ合成反応装置

マイクロ波合成

マイクロ波合成の利点

合成化学においてマイクロ波化学は、従来の合成法よりも高速で高収率な反応、ミリグラムオーダーからの確実なスケールアップを可能としました。

マイクロ波合成は、他の合成技術よりも正確に温度と圧力をコントロールすることができ、操作も非常に簡単です。

マイクロ波化学は全世界に数千のシステムが提供されてきたことにより、今日では様々な分野(薬学・バイオ・プラスチック・精密化学・農薬など)において、最先端の技術となっています。

1台でシングルモードとマルチモードを選択できる画期的な「ハイブリッドシステム」

MultiSYNTHは、コンパクト設計、多目的用途にハイパフォーマンスを発揮するマイクロ波合成反応装置です。

1台でシングルモードとマルチモードを使い分けることができ、バッチ反応やパラレル反応の切り替えを簡単に行うことができます。さらに連続波とパルス波の照射の選択も可能です。

加圧反応では、反応容量は0.25ml~35mlまで対応。常圧での反応も可能です。反応温度は、独自の最新式センサーにより安全かつ再現性良くコントロールされます。

また、マグネチックスターラーや特有の容器振動システムにより容器内を攪拌し、均一に加熱します。高効率冷却システムは、マイクロ波の照射中や反応が終了した後も稼動するため、反応収率を向上させ、また反応後の冷却時間も短縮されます。

製品紹介

急速加熱と均一加熱の両立

MultiSYNTHはシングルモードの特長(急速加熱・急速冷却・1本の容器の完全な反応制御)だけでなく、マルチモードの特長(同時反応)も実現します。

シングルモードの容器配置
シングルモードの容器配置(左)
反応容器はマイクロ波のエネルギーを吸収しやすい特定の位置へセット
マルチモードの容器配置
マルチモードの容器配置(右)
キャビティ内のカルーセルにセット。カルーセルは全ての容器を迅速に加熱します。

シングルモードとは?

従来のシングルモードの装置では反応容器はマイクロ波のウェーブガイド内に位置しています。3mmの差でマイクロ波のエネルギーは0から100%へ変化するため、容器の位置は非常に重要です。また、スケールが大きくなると加熱が不均一になります。
MultiSYNTHにおいてシングルモード特有の問題は、独自の「振動攪拌装置」により解消されます。容器が反応中に振動することでホットスポットを防止します。

容器の位置でマイクロ波のエネルギーが大きく変わる 「振動攪拌装置」によりホットスポットを防止

優れた操作性

コントロールターミナル640 カラーで見やすい 優れた温度管理
コントローラー
フルカラータッチスクリーンディスプレイと、Milestone独自のソフトウェアにより簡単に操作することができます。(解像度は640×480)
プログラム編集画面
リアルタイムでモニタリングし、各パラメーターはプログラム作動中にも変更することができます。
PID制御
マイクロ波の出力は、反応温度が設定した温度曲線に沿うように、センサーからの連続的なフィートバックにより自動調整されます。

正確な温度コントロール

MultiSYNTHは、全ての容器の正確な温度制御を可能とするため、赤外線による外部温度コントロールと、光ファイバーセンサーによる内部温度コントロールの同時使用が可能です。

容器の数を指定
使用する容器の数を指定できます。
各容器の個別温度
各容器の外部温度履歴を記録します。

反応のスケールアップ

MultiSYNTHは、どんな合成課題も成し遂げるため、多様な容器に対応します。容器の材質は、ガラスとクォーツから選択可能で、容量は0.25mlから35mlまで対応します。温度は200℃まで、圧力は30barまで制御可能です。さらに、1リットルまでのガラスフラスコも利用することができます。
また、ガラス容器は容器内の余分な圧力を開放するバルブがついたセーフティーシールドにセットされます。

さまざまな容器を利用可能 容器内の余分な圧力を開放

Q&A

Q: 無極性溶媒も利用可能でしょうか?
A: 無極性溶媒も利用可能です。

マイルストーンが独自に開発したマイクロ波を吸収し加熱する素材Weflon(ウェフロン)を用いて溶媒を加熱することができます。Weflon(ウェフロン)は繰り返し利用できます。