製品情報Q&A

マイクロ波関連

マイクロ波関連全般

マイクロ波を用いるメリットは何ですか?
また、 従来の外部加熱方式との違いは何ですか?

処理時間の短縮とコンタミの防止です。

  • 処理時間の短縮に関しては、溶液をマイクロ波により直接加熱しますので、従来の外部加熱方式よりも熱効率が良くなります。
  • また、密閉容器内にて処理する場合、容器内の圧力が上昇し、合わせて沸点も上昇しますので、より多くのエネルギーにより処理されることになります。
  • 密閉容器内で処理を行うことで処理中に外部からの汚染がなくなり、クリーンな状態を保てるというメリットがあります。
  • 分解中に酸を継ぎ足すといった面倒な作業からも開放されます。

分解ローターそれぞれの分解容器にはクォーツインサートやTFMインサートを利用可能です。(一部のローターを除く)
少量サンプルの反応に適しています。→製品紹介ページへ

家庭用電子レンジとの違いは何ですか?

大きな違いは、安全性と、精密なコントロールです。

多くの場合、サンプルを処理するときには化学反応が伴います。密閉容器で処理する場合、容器内は高圧になりますので、急激な圧力変動にも対応できる安全性を持った装置が必要です。 精密なコントロールの対象となるのは、主に温度です。各パラメーターは、処理後の各サンプルデータの妥当性や、再現性に影響を与えます。

導入前にデモやサンプルテストの依頼を行うことはできますか?

可能です。直接ご来社頂いて、装置を操作することもできます。

消耗品はありますか?

使用環境にもよりますが、ローター(リアクター)では部品の交換が必要なものがあります。

例えば密閉系の分解容器の場合、内部圧力をコントロールするためのスプリングは長期使用により本来の性能を発揮できなくなります。
導入前に詳細を確認したい方は、弊社まで直接お問い合わせください。

購入後のサポート体制を教えてください。

アプリケーションのご相談には無料で応対しています。また、ほとんどの修理やメンテナンスは国内で対応可能です。

他社製品との違いは何ですか?

安全面が十分に配慮されています。

装置本体は堅牢な構造で、各種安全センサーも搭載しており、安心して長期間ご使用頂くことができます。
詳細は製品情報ページにてご確認ください。

価格を知りたいのですが。

代理店、または直接弊社までお問い合わせください。

マイクロ波試料前処理

なぜマイクロ波による前処理なのか?

近年、マイクロ波前処理はAASやICP、ICP-MS向けサンプルの分解において、標準的な技術となりつつあります。この技術の優れた点は次の通りです。

  • 短時間分解 →時間から分単位へ
  • 水銀やヒ素、セレンといった揮発性元素の完全回収
  • 酸蒸気による作業環境の悪化がない
  • 環境からのコンタミがない
  • クロスコンタミがない
  • 酸の使用量が少ない
  • 操作に手間がかからない
  • 確実な再現性

サンプル分解時間の大幅な短縮について教えてください。

下のグラフはETHOS Oneによる土壌サンプルの分解です(U.S. EPA method 3052)。

グラフ

このメソッドの特長は、加熱時間がたったの15分であることです。従来の酸分解による前処理法では4時間程度要します。

Milestoneが選ばれる理由とは?

Milestoneは、マイクロ波前処理の業界において1988年から活動を開始しました。30を超えるパテントと、世界中に10,000台以上の装置を送り出してきたことにより、マイクロ波技術におけるリーダーとして認められています。Milestoneは常に、最も効果的で、安全で、高品質なマイクロ波前処理装置を供給しています。お客様からの要望に注意深く耳を傾けることで、世界中に存在する分析関連の研究所にある現実問題への独自の解決策を開発しています。

なぜETHOSなのか?

ETHOSは、Milestoneのマイクロ波前処理における原理を全て具体化しています。特に、密閉容器による酸分解において全ての反応パラメーターをコントロールすることで、マイクロ波前処理への一体的なアプローチを行いました。
ETHOSは、高いパフォーマンスと安全性を追求するために土台から築き上げられました。
ETHOSは様々な種類のローターを選択することで、汚水もしくは土壌といった環境サンプルから、プラスチックやセラミックスといった分解が困難なサンプルまで、多種多様なサンプルに対応できます。
さらに、アクセサリーを適切に選択することで開放系前処理、乾燥、濃縮、溶媒抽出、たんぱく質加水分解にも用いることができます。

最新のアプリケーションについて教えてください。

直接弊社へお問い合わせください。

開放系と密閉系の違いを教えてください。

サンプル処理量が大きく異なります。

ETHOSは、密閉系だけでなく開放系の分解も行うことができます。
自動注液装置と連動しており、分解途中に酸を追加していくことでサンプル量を増やすことができます。

タンパク質加水分解

従来法と比べてメリットは何ですか?

時間の短縮が一番にあげられます。

従来、タンパク質の加水分解は定沸点の塩酸を用い24時間から72時間の時間をかけて行われてきました。
このマイクロ波加水分解法では、密閉容器内で塩酸を沸点以上の温度まで加熱できるため、加水分解時間を大幅に短縮できます。
また、気相加水分解に対応していますので、微量分析にも適しています。

不活性ガス置換は可能ですか?

可能です。

不活性ガス置換の操作は、専用バルブのハンドルを切り替えるだけで行えます。
ガラス封管などの技術は必要なく、直火を使用しないので安心です。
加水分解中のアミノ酸の酸化を防止します。

加水分解中の温度制御はどのように行いますか?

熱電対式の内部温度センサーで加水分解用の試薬(塩酸)の温度を読み取ります。
サンプルが入ったバイアルをこの試薬に浸して加熱することで加水分解を行います。

マイクロ波溶媒抽出

従来法との違いを教えてください。

主に次のような違いがあります。

密閉容器内で加熱することで、溶媒を通常の沸点以上に加熱し、抽出効率が高まります。
密閉容器を用いることで、抽出中に外部からのコンタミも防ぐことができます。

マイクロ波合成反応

無極性溶媒も利用可能でしょうか?

無極性溶媒も利用可能です。

マイルストーンが独自に開発したマイクロ波を吸収し加熱する素材Weflon(ウェフロン)を用いて溶媒を加熱することができます。Weflon(ウェフロン)は繰り返し利用できます。

マイクロ波高温灰化

今までの電気マッフル炉と比べマイクロ波灰化の優れている点は何ですか?

主なところは次の通りです。

  • マイクロ波を炉内発熱体に吸収させ、迅速に加熱できる事です。装置内にはディフューザーを内蔵しており、炉内にマイクロ波を均一に照射します。
  • 実験専用に設計された装置で安全性に優れており、ラボに悪臭・煙・熱などの悪影響を及ぼしません。
  • 特殊なるつぼは必要ありません。磁製、白金製、石英製等、従来からご使用のるつぼをそのまま用いることができます。

なぜマイクロ波灰化は他の方法に比べ再現性が高いのですか?

easyCONTROLソフトウェアが確実な灰化工程を可能にするからです。

温度上昇曲線を設定すると、正確な温度コントロールのもとに、装置がその条件を実行します。精密な温度コントロールが高い再現性を実現します。突沸しやすいサンプルにも、炉外での予備加熱なく対応可能です。
メソッドは運転中にも変更でき、運転終了後は温度プロファイルを制御端末に保存できるなど、使い勝手も良いソフトウェアとなっています。

高温灰化装置PYROシリーズでは硫酸灰化を実施できますか?

できます。

硫酸灰化装置 PYRO SA では専用のガス洗浄モジュールを備えており、発生した酸性ガスを安全に回収します。 そのため、硫酸や硝酸を入れた試料を、直接炉内へ入れることができます。強熱残分試験や重金属試験法などの手間を省きます。室内に熱や酸蒸気、悪臭が広がるのを防止し、ラボ環境を快適に保つことができます。
このガス洗浄モジュールは PYRO 260 にも取り付けることが可能です。

全自動水銀測定装置(DMA-80)関連

他社製品との違いについて

他社製品との違いは何ですか?

主な違いは次の通りです。

  • サンプルの前処理が必要ありません。
  • 標準でオートサンプラーを搭載し、多サンプルを効率的に測定することが可能です。
  • 有害な水銀蒸気や廃液が発生しません。

測定後の水銀の処理方法について

測定後、サンプル中に含まれていた水銀はどのように処理されますか?

専用の水銀トラップにて捕捉され、安全に排出されます。

微生物定量分析試薬キット(FISH-kit)関連

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