微生物定量分析試薬キット FISH-kit

技術サポート Q&A

実際にご利用頂く場合に生じる疑問点やご質問に、Q&A形式でサポートいたします。 ご購入の際は、簡便に製品をお使いいただくために、トラブルシューティング 技術資料もご提出いたしております。

MEシリーズとMCシリーズの違いとは?

MEシリーズは定量分析用キット、MCシリーズは定性分析用キットとなっております。
定量分析は、フィルター濾過によりフィルター上に集められた細胞を10区画ほどカウントし、計算式を使って細菌数を測定する方式を取ります。定性分析は換算式を使いません。

蛍光標識(FITC / CY3)のどちらかを選んで検出するのか?

ご注文の際、FITC(495nm/570nm)または、CY3(550nm/570nm)のどちらかの波長を選び頂きます。
選択される波長は、お手持ちの顕微鏡に内蔵されているフィルター波長によるため、カスタマイズで蛍光標識されたプローブをご提供いたします。
フローサイトメトリー用キットでの蛍光標識(FITCまたはCY5)においても同様です。

FITCとCY3では、どちらが退色しやすいか?

一般的には両発色において差はないとされていますが、プローブの波長・マトリックス等にもよります。
サンプルスライドの鏡検は、30分以内が好ましいとされていますが、2時間以内で蛍光が見られなくなったり、2週間以上蛍光を維持できたという例もあります。

蛍光色素の濃淡をどのようにカウントするか?

(MicroScreen社のカウント定義)

  • ターゲットではないプローブが陰性となる場合、蛍光発色の強度に差があっても全てのシグナルをカウントします。
  • ターゲットでないプローブが何かシグナルを発している疑いのあるときは、まず最初に操作手順が間違っていることを疑います。
  • 操作の上で、ハイブリ後のwashingが最も重要でありこの工程で結合しなかった蛍光標識プローブを全て取り除きます

注)培地培養では、5-10%の死菌や弱った菌が含まれており、蛍光発色においても死菌では非常に弱い蛍光シグナルがあり、弱まった生菌であっても同じように弱いシグナルを放つ場合があります。

フローサイトメーターの機種について

基本的に、特定波長の設定が可能であれば、どの機種のフローサイトメーターでも対応できます。

フローサイトメトリ用のFISHキット取り扱いについて

Bifidobacterium、E.coli、Lactobacillus用のキットを取り扱っており、蛍光標識にFITCまたはCY5をお選びいただけます。
蛍光顕微鏡用キットと同様、キットに添付されている手順書及びQuality Control Sheetに従って取り扱っていただける、簡易キットとなります。

2キットをミックスして同時に使用することは可能か?

ご注文の際、ご依頼いただきMicroScreen社側で2つのプローブを1キットとしてミックスすることは可能です(1プローブをFITC用、1プローブをCY3用)。
しかし、プロトコールを正規の検出用に調整する必要があるため、お客様側で調整することはできません。

キットに含まれていない、必要な機器は?

下記の器具はキット内容物に含まれておりません。予めご用意下さい。

  • 蛍光顕微鏡 : ランプ(水銀・キセノン)100W フィルター(FITC: *495nm/520nm)(CY3: *550nm/570nm) *excitation/emission
  • 遠心分離機 : 15,800G
  • ピペッター : 10、100、1,000μl、5Ml用・ インキュベータ
  • 吸引濾過器・ ガラスビーズ(3mm)
  • エッペンドルフ
  • 滅菌水
  • ボルテックスミキサー

15,800G以外の遠心速度でも分析可能か?

低速度の遠心であれば、遠心時間を長くする必要があります。
12,000Gが分析上利用できる最低速度です。この場合遠心時間を10分に設定します。
15,800Gという高速度の利用は、操作時間を短縮するためです。

吸引濾過器のタイプについて

ノンオイル型エアーポンプをご利用ください。

ガラスビーズ(3mm)のサイズについて

開発時に使用されたビーズが3mmであり、他のサイズのビーズに関する検討はなされていません。
他のサイズのビーズでの分析結果に関しては、保証できません。

Tailor made FISH kit(テーラーメイド)について

Tailor made FISH kitは、製品リストに掲載されていない目的菌に対応できるキットを、お客様のご要望で開発する製品です。
お客様と事前にご相談しながらカスタマイズにFISHキットをご用意いたします。
詳しくは、弊社(担当:バイオサイエンス 技術営業担当 開発兼務 菊池)までお問合わせ下さい。

rpm表示の遠心器での使用は可能か?

製品のプロトコルで、低速度回転の遠心を必要とするステップがあります。この際の回転速度設定は、その後の手順に影響があるためできるだけ正しく設定する必要があります。
そのため、プロトコルに記載された回転速度を設定できる遠心器のご利用をお薦めします。

FISHキットの有効期限は?

各キットの有効期限は、6ヶ月です。キット内容物には、室温、室温遮光、冷蔵、冷凍(-20℃)と、試薬によって異なります。キットに添付されているQuality Control Sheetをご覧下さい。

ハイブリダイゼーションに要する時間は?

各キットによってハイブリに要する時間は異なります。最短3時間程度のものから、最低16時間程度を要するものまであります。
また、ハイブリ反応温度も目的菌によって異なります。キットに添付されている手順書(Protocol Sheet)をご覧下さい。

キットには、何が添付されているか?

キットには、各試薬のほかに、スライドガラス、メンブレンフィルターも含まれています。
その他にも、Protocol、Quality Control Sheetが添付されており、技術資料としてトラブルシューティングノートをご用意いたします。

どのタイプの乳製品に対応できるか?

FISH-kit TMは殺菌・無殺菌のミルクサンプル用に開発されていますが、種類によってはその他の乳製品においてもご利用が可能です。
その場合、キットに添付されている手順内容に変更内容が生じることもございます。
詳しくは弊社までお問合わせ下さい。

FISH試験中にサンプルを保存しておくことは可能か?

試験工程の途中でサンプルを長期保存しておくことが可能です。
抽出された細胞をハイブリダイゼーションの前のステップで、-20℃に保存しておくことができます。

SepCheckとは?

FISH法を使って血液中の細菌を迅速に検出することができる試薬キットです。
血液培養されたサンプルを使い、従来の培養同定法に比べ迅速に検出することができます。

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