SR-15ローターは100mlのTFM分解容器を最大15本まで使用することができ、様々なアプリケーションに対応します。
MAXI-44ローターは100mlのTFM分解容器を最大44本まで使用することができ、有機物や環境関連のアプリケーションなどに適しています。
合金や耐火物質といった分解の難しいサンプルに適用できます。
また食品/飼料、オイル、プラスチックといった反応性が高い有機物にも対応できます。
最も汎用性の高いローターです。
自動容器開閉モジュールを用いて、簡単かつ安全に分解容器の開閉を行うことができます。
→自動容器開閉モジュール TWISTER
分解するのが簡単な有機物サンプルに適しています。
取り扱いが簡単で、急速冷却が可能です。一回の処理数を多くしたい場合に最適です。
自動キャッピングモジュールを用いて、簡単かつ安全に分解容器の開閉を行うことができます。
→自動キャッピングモジュール
長時間高温で分解し続けることのできるローターで、炭化ケイ素、金属酸化物、鉱物、耐火物質といった特に高温を必要とする分解が困難な無機物サンプルに適しています。
高純度石英容器により、容器壁面へのメモリー効果と汚染は最小化され、超微量分析に最適です。一度に20本の容器を取り付けることができます。
自動キャッピングモジュールを用いて、簡単かつ安全に分解容器の開閉を行うことができます。
→自動キャッピングモジュール
試料前処理法のひとつであるアルカリ溶融処理は、るつぼに試料とアルカリ融剤を加えて、高温条件下で試料を溶融する方法です。溶融された試料は、そのままディスク状に成型してXRF分析、または酸試薬で溶解させたのちに溶液としてAASやICP-OES、ICP-MS分析に用いられます。
UltraFASTは、独創的なマッフル炉とヒーティングリングで構成されています。るつぼをマッフル炉内に設置した状態で、炭化ケイ素(SiC)製のヒーティングリングがマイクロ波を吸収加熱する媒体となり、最大1200℃に加熱されます。また、保熱効果に優れたマッフル炉が熱損失のない高温雰囲気を作ります。
温度制御方式として、マイクロ波試料前処理装置に内蔵された赤外線非接触型温度センサーがヒーティングリングの表面温度を常時測定します。
対応機種
試料前処理では試料分解のほかに分析条件に応じて乾燥、酸の回収、濃縮が必要です。
ローターを変えて濃縮・エバポレーションシステムを使うことにより同じマイクロ波試料前処理装置で操作を行うことができます。
濃縮・エバポレーションシステムは濃縮ローターと真空ポンプを内蔵したガス洗浄モジュールの組合せです。
ガス洗浄モジュールにより減圧しながら濃縮を行っていきますので、濃縮時間が大幅に短縮できます。
また、密閉系で行いますので外部からのコンタミネーションの心配もありません。
100ml容量のTFM製容器(分解容器と共通)を15本までセットでき、ガス洗浄モジュールとつないで分解前の試料乾燥と濃縮、あるいは分解後試料中に残った酸の回収を行います。
分解を含む全ての操作を同じ容器内で行えます。
タンパク質中のアミノ酸分析では試料前処理として加水分解を行います。
従来の加水分解法は長時間かかる上に作業に熟練を要するため、アミノ酸分析における障害となっていました。マイクロ波加水分解システムはこれらの問題を解決します。
※ 各ローターの互換性については、お問い合わせください。
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